【剣士のためのセルフケアクリニック<東京②>】湧泉はどこだ?

セミナー・レッスン報告

剣道のカラダケアの専門家、永田美香です。

解剖学的な知識と、あなたらしい動きを引き出す動きの専門家としての経験とスキルで、あなたの「やりたい剣道」をサポートします。

 

剣道のカラダケアの専門家?だれ?って方は、まずはこちらお読みください。

 

昨日、東京での【剣士のためのセルフケアクリニック】第2回の足編を開催しましたー!

 

足指で、床を掴むのか、掴まないのか?

湧泉に意識を置くのか、置かないのか?

重心を小指側に置くのか、母指球に置くのか?

 

足の基本的な知識を知り、

あなたの「やりたい剣風」を照らし合わせると、

自ずと、どこに重心をかけたら良いのか?が明確になっていきます。

 

この講座では、「アバウト」を「アバウト」で置いていきません

なぜなら、この講座にいらっしゃる方の多くは、子どもたちや、後世の指導に関わるみなさんだからです。

 

自分一人で、自分の精進、自分の進化のためにだけなら、

「こんな感じ」や、「感覚的には」の捉え方で問題ありません。

 

だけど、人に伝えることを仕事にするのであれば、それでは必ずどこかで行き違いが生まれます。

そして、その行き違いからくる歪みは、とても大切な場面で生まれることが多いのです。

 

だから私は、カラダケアを始め、指導者の皆さんと一緒に学ぶ場では、

たくさんの「そもそも!」に突っ込みます!

 

そもそも!その1:「湧泉」ってどこ?

みなさんの「足」関係で知りたいことを聞くと出てきた、「湧泉」という言葉。

 

そこで、みんなで一斉に、

「ゆうんせんってどこ???」

 

で指をさしてもらうと、、、おぉーーーーーー!

みんな、違う!

 

と、これでは話が通じなくなるので、まずは「湧泉」の場所確認。

 

 

こういうことは、とても多いのです。

 

当たり前に使っている言葉であればあるほど、

そして、その言葉がシンプルであればあるほど、

みんな、ちょっとずつ受け取り方と理解が違うものです。

 

そこをすり合わせてから話を始めることで、その時間の質が変わります。

 

「湧泉」に体重を乗せるかどうかは、、、そこから深めた構造とこころの関係などでも紐解きました。

 

そもそも!その2:「足」ってどうなってるの?

骨格模型を使って、足の骨たちが持つ役目を明確にしていきました。

 

足首から先の’足部’には、片足26個の骨が密集します。

そして、そんな骨の集合体’足’の役目は、2つ。

①安定=体重を支える

②推進=前に進む

 

この2つの役割に、それぞれの骨を分けていきました。

 

自分はここに乗ってるなー。

ここにいつもタコができるんだよなー。

 

実際に自分の足で考えてみると、、、

 

自分の剣風と、カラダの使い方がマッチしているのか?がみえてきます。

 

足部は、股関節に大きな影響を与える

足部のケアをし、足部のコンディションを整えることは、他の関節にも大きな影響を与えます。

 

例えば、扁平足気味などの理由で、足首の外側の関節が狭いと、、、

お尻の筋肉に力が入りません。

 

実験!

 

股関節と関わりの深い、足首の関節の隙間を、一時的に閉じてみる。(扁平足ぎみの人のカラダを作り出してみる)

 

すると、、、

 

「え?どうやって力を入れていいのかわからない。。。」

 

 

「変なとこに、力入っちゃう。。。」

 

そうなの、

股関節の問題は、股関節にはないのです。

 

足部は、カラダの中で唯一動かない「地面」とつながっている部分。

 

そこが、どう地面と接しているかは、体全体がどう働くかに大きく関わります。

 

足とこころの関係

さっきも書いたように、足部は、唯一地面と接している部分。

 

こころの安定性にとても大きく関わります。

 

こころが安定しない時、足が地面と接しづらくなります。

足がもぞもぞしたり、

ソワソワ、ウロウロしたくなったり。

 

逆に、

足がどっしりと地面と接している時、こころはとても自由で豊かです。

’肝が据わる’状態や、

動じない態度やあり方になります。

 

足は、とても雄弁です。

 

足のケアの基本は、「開く」と「保湿」。

構造はわかった!

カラダの繋がりもわかった!

 

じゃ、何からしようか???

まずは、開けるようになりましょう!

剣道家のためのセルフケアpart1

 

そして、「保湿」をしてください。

唯一、地面と接する足裏からの感覚入力の質を上げるためです!!!

 

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