みんなが自分のカラダを好きになれば、この社会はもっとあったかくなる!ボディーワーカーの永田美香です。
女子アスリートと接していると、(ピルなどでコントロールしているのではなくて)生理がこないこと、止まっていることに「ラッキー」と言う声を聞くことがあります。
確かに生理が来ると体調は不安定になりますし、カラダの感覚も変わります。
パフォーマンスを保つのも難しくなります。
私自身も若い頃は、生理うっとおしいな、、、って思ってましたし、
試合には当たらないで!ってカレンダーとにらめっこしたこともあります。
この投稿では、そう思うことが良いとか悪いとか言いたいのではありません。
それは、人それぞれの大切にしていること、考え方があります。
生理学的な解説をしたいのでもありません。
そういう解説は、もっと上手に配信している方がたくさんいらっしゃいます。
じゃ、なぜこの投稿をしているのか?
生理が約11ヶ月ぶりに戻ってきて、生理とともに1週間を過ごして思ったことをシェアしたくて、この投稿をしています。
その思ったこととは、「人間のカラダの再生力はすごい!」ってこと。
私は、乳がんになりました。
ガンです、大げさではなく死を意識しました。
その治療で、化学療法を選び、半年抗がん剤を投薬しました。
抗がん剤は、ガン細胞の「増殖サイクルが早い」特徴を逆手に取りアタックします。
ですから、増殖サイクルの早い細胞は、毛根や生殖器、骨髄、口腔粘膜なども共にアタックされてしまい、それが副作用として出ます。
それはそれはとてもパワフルなお薬で副作用も辛かったです。
髪の毛をはじめ体毛は全部抜けました。
そして、生理も止まりました。
私の生殖器は、かなり粘ってくれたほうみたいです。
だけど、抗がん剤の前に、2ヶ月目であえなくその機能を失いました。
どれだけ自分のカラダがダメージを受けたのかは、見えないから計り知れませんが、大きかったことだけはわかります。
そんなダメージを受け、抗がん剤の作用を受けたにもかかわらず、生理はまた戻って来ました。
めちゃくちゃ感動的な瞬間でした。
で、思ったことは、あれだけパワフルなダメージを受けても、生理は戻る。
生理を起こす機能の力強さってすごいな!ということです。
生理がこない、、、それは結果に過ぎない
と同時に生理が来る準備がある健康なカラダで、生理がこない、生理が乱れる、生理不順になるということって、どういうことだろう、、、って思ったのです。
生理がこない、生理がくる。
順調にくる、不順なサイクルでくる。
それは、あくまでも、カラダの中で起こっている様々なサイクルの結果でしかありません。
結果には必ず原因があるのです。
そこに立ち止まってみて欲しいのです。
カラダは常に、中で起きていることを、外になんらかの形で発してくれています。
「生理が起こせないよー!」
って形で、カラダの中で起こっている何か大きな不具合を教えてくれています。
化学療法という大きなストレスを受けた後のカラダであっても、生理はきました。
ということは、
ガン細胞さえも死滅させるような薬にさえ、生理を起こそう!というカラダの機能は屈しないのです。
一人の化学療法を体験し生理が戻って来が一人の女性として、
このカラダの偉大さをみんなとシェアしたくてこのエントリーを書きました。
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