【ARLプラクティカル~究極の実践型解剖学~4】股関節の動きを引き出す時は、まず、レールが開通しているかを見る!

ARLプラクティカル

ゆたかな心の宿るカラダを作る場の創造が大得意な、ボディーワーカーの永田美香です。

 

みんなが自分のカラダを好きになれば、この社会はもっとあったかくなる!その思いを胸に、レッスンや、セミナーを全国各地で開催し、エクササイズ動画の配信などをしています。

 

ARLプラクティカル。

 

解剖学セミナーだけど、みんなでよく笑い、よく喋ります

 

皆さん、「知ることの楽しさ!」を知っているから。

そして、「自分の知識や経験は、言葉にし、シェアをして初めて活きる」ことを知っているから。

 

 

辛い学びよりも、

知るって楽しいね〜〜〜!って方が手にした知識のアウトプットの質が大きく変わります

 

 

この春、【ARLプラクティカル~究極の実践型解剖学~】がスタートしました!

 

ARLって何?

究極の実践型解剖学??

って方は、第1回目の投稿をご覧ください!

 

ここは「2時情報」を「1次情報」に変換する場でもある!

ここに集まるみなさんは、1ヶ月の間に、様々な場所で勉強会やセミナーに参加してこられます。

 

たくさんのクライアントさんのカラダと向き合い、

それらすべてが、case studyという形で、このARLプラクティカルの教材になります。

 

これが一番大切な時間です。


みんなが、あちこちのセミナーで学んできたことを、ここで様々な分野のカラダのプロとシェアすることで、その「二次情報」が「一次情報」に変わるから。

 

一次情報がいかに大切かは、こちらで弊社代表の森部が書いています。

プロとしての信頼を高め、仕事ができるようになる方法は一次情報を取り続けること。

 

さらに、みんながあちこちから持ち寄った「情報」で、みんなの視野も広がります。

 

肩の動きを再教育させる一つの方法

今回の、他セミナーからのシェアをしていただいている風景を、一部分ご紹介!

 

この動画のあと、みんなで肩の動きの再教育を、OKC(Open Kinetic Chain) でやるのか? CKC(Close Kinetic Chain)でやるのか?

 

そのメリットやデメリットについて、しばし盛り上がりました。

 

第4回目は、膝〜大腿部〜股関節。

さて、昨日は、第4回。

テーマとなる部位は、膝〜大腿部〜股関節。

 

股関節の動きは、3セット、6つ。

 

前額面:外転ー内転

矢状面:屈曲ー伸展

水平面:外旋ー内旋

 

それらの動きが出ているのかどうか?を見る時、私は、股関節の関節内部に、電車の車輪とレールをイメージしています。

 

筋肉の硬さや、関節包の硬さ・ゆるさは、そのレールの状態次第で、あたりをつけながら考えていきます。

 

 

こんなイメージ。

 

そもそもレールが、引かれているかどうか?

引かれていたら、開通しているかどうか?

開通していたら、その上を動く車輪は動くのか?

 

その3つの段階を経て、私は、股関節の動きを引き出しています。

 

股関節は荷重関節である上に、球関節である動きの自由度も大きい

関節自体の問題(骨の形状含む)、神経伝達や多関節との連動、そして筋肉の問題ととても多くのものが関与します。

 

故に、いまある動きのパターンを変えて行く必要がある時、そのアプローチは、ある意味とても複雑になる。

 

だからこそ、自分なりにシンプルに見える方法を考えてきて、「今は」このレールの考えを’採用’しています。

 

そして、そのレールを引き、開通させることによく使うエクササイズが、これ!

 

されに、この動画を見ていただくとわかるように、このお二人、下肢の関節の連動のさせ方が全然違いますよねー!

 

それぞれ、ヨガとピラティスを長年実践していらっしゃった二人です。

 

面白い!

 

そして、このエクササイズをやった後の、カラダ。

 

どや!

 

股関節が、よく回ると、足元から縦に伸びる軸が整いますねー!

 

面白い!!

内転筋が硬いのか?弱いのか?どうしたらいいものか?

そして、後半は、内転筋の働かせ方について盛り上がりました。

 

そこで、内転筋は何をする筋肉なのか?という、いつも通りの「そもそも論」に立ち戻ります。

 

内転筋群、

それは、人間が歩行する場合のアクセルの役目を果たします。

 

その役目を果たすには、どうしましょ!

という話を、またまた、あーでもない、こーでもないと進めました。

 

ここでは、ラストで私からみなさんにシェアした、

私がよく使う、’リリース’法を、ご紹介。

うつ伏せになり、股関節90度外転、膝90度屈曲の姿勢になる。

膝より少し恥骨側に、テニスボールを当てて、スタンバイオッケー。

 

やることは、股関節の骨頭の重みを感じること。

 

膝側のテニスボールは内転筋の停止部を刺激し、イメージでその起始部を刺激します。

 

これ、劇的に重心の乗り位置も、下肢のアラインメントも、スクワット時の膝と股関節の連動性も変わります。

 

とっちらかる中の一本の筋

場が成熟していると、

そこに繰り広げられる話は、一見とっ散らかっているように見えます。

 

参加者のみんさんから、どんどん話題が湧き出てくるから。

 

だけど、その中に、一本筋があるのです。

その筋を外れない範囲で、どんどんとっちらからせた方が、学びは深まります。

 

だから、みんなが持ち出してくれる話は、どれも大歓迎!

 

次回がまた、楽しみです。

 

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