みんなが自分のカラダを好きになれば、この社会はもっとあったかくなる!ボディーワーカーの永田美香です。
私の娘は、この8月で3歳になります。
今月から、ある幼稚園のプレクラスに通い始めました。
とても人気のあるこの幼稚園なのですが、ご縁があり、プレクラスからの入園が叶いました。
お嬢様、電車でご登園姿。
このクラスを担当する先生の対応が、神なのです。
16名の子どもたちを、3名の先生が担当されます。
みなさん、大ベテランで、子どもたちのちょっとした表情や行動はもちろん、
親である私たちのことも、とてもよく見てくださっています。
この3名の先生たちは、常に、「それでいい」というスタンスを貫かれます。
子どもの中から出てくる欲求や感情を、全て笑顔で受け入れ、受け取って、認めてくださいます。
これが2歳という年齢の子ども達にはとても必要だと感じる私も、安心して我が子を預けられる環境です。
実は先日改めて、私の目指している子育てを後押ししてもらったようで、とても嬉しいことがありました。
おもちゃを抱いて大泣きな娘
このプレクラスは週2回、2時間のカリキュラムが組まれており、来月から母子分離になります。
なので、今月は、私も娘と共に、2時間のクラスを受けています。
9時半に登園して、まず20分間で登園後にやることを各自済ませます。
①手帳に出席シールを貼る
②洗面所に手拭きタオルをかける
③水筒をバッグから出し
④荷物を自分の棚に入れる
済んだ人から、好きなおもちゃで遊びます。
この日、娘は絵本を数冊読んだ後、歯磨き指導用のパペットで遊び始めました。
そして、しばらく遊んでいると、流れてきた「おかたづけの歌♪」。
いつもは、その音楽をきくとお片付けを始めるのですが、この日は、そのパペットをぎゅっと握りしめ、歯を食いしばっています。
「どうした?」
と聞くと、大粒の涙が流れ出し、声を出して泣き始めました。
私は、娘を抱きしめました。
彼女にだって、何か思うことがあって、涙を流しているはずです。
だから、私は彼女が落ち着くのを待とうと思いました。
ママ、そのままでいいよ!
抱きしめた時、先生と目が合いました。
先生は、とっても優しく笑って、
「ママ、そのままでいいよ!
まなちゃん、いいよ、落ち着くまでそのままでいいよ!」
そう私たちに声をかけてくださいました。
その一言で、私自身がとても落ち着きました。
その後、みんなで朝のご挨拶をして、歌を歌い、体操をします。
その間、ずっと娘は、そのパペットを抱きしめ、私はそんな娘を抱いていました。
30分くらいすると、工作の時間になりました、
みんな、お茶を飲んで、つくえと椅子のある方へ移動し、好きなお席に座ります。
その辺りで、ようやく落ち着いた娘は、私の膝から立ち上がりました。
先生は、その娘をみて、
「うんうん。」
と頷いて、見守ってくださいました。
娘は、自分でお茶を飲んで、お席に座りました。
この時、パペットを離しませんでしたが、私は取り上げる気もなかったですし、先生もすぐに、
「ママ、いいよ。
まなちゃん、いっしょでいいよ!」
って、みんなに聞こえるように、言ってくださいました。
2歳に伝えるべきことは何か?
楽しそうに、みんなと工作をする娘を、壁際に立って見ていた私に、先生がふっと寄って来てくださいました。
先生「おうちでも、大事にしているぬいぐるみとかあるの?」
私「あります〜、なんか(さっきは)、タイミングとかが合わなかったんですかね〜。」
先生「そうね〜、まなちゃんにも色々あるのよね。
今は、いいのよ、みんなとの生活は、ゆっくり自然とできるようになるから」
その言葉が、嬉しくて、心強くて、勝手にうるうるしてしまいました。
2歳の子どもに、ルールはありません。
社会のルールが受け入れられる心の土台を作る時です。
だからと言って、なんでもいいよ!って野放しでいいわけではありません。
どちらも、はたから見たら同じかもしれないけれど、
無関心と、見守りは違います。
伝えることはきちんと伝え、
本人がわかっているであろうことは、それを信じて見守る。
そして、その伝え方にも大事なポイントがあると、私も練習中です。
その裏側にある’本当に伝えたいこと’を伝えましょう。
「みんなお片付けしてるから、片付けなさい!」
「みんな静かにしているから、黙りなさい!」
その裏側には、本当の理由が隠れていますよね?
「みんながお片付けしている」→次の活動に移る。
「みんな静かにしている」→先生がお話ししているのを聞く。
その、「本当に伝えたいこと」を、子どもには伝えることが大切です。
「みんながやってるからやろう!」
「みんなやっていないから、やっちゃダメ」
こういう言葉かけは2歳の子どもの、考える力を削いでいきます。
こういう声かけで育っていくと、自分で物事を考えることをやめていきます。
2歳です。
大人の言っていることは、聞いていますし、理解もしている。
何よりも、記憶していきます。
それが、大好きなママ、パパからの言葉であれば、尚更です。
この時期の親の世界観は、子どもの社会性の礎になるからこそ、
この時期の声かけは、「本当の意味」を丁寧に伝えて行くことが大切です。
3歳までの子どもの脳みそは、「動物としての欲」を満たし、その後に成長させるべき理性や社会のルールなどが乗りやすくなる下地作りの時。
「欲を満たさせる」ことがとても大切な生きる力育てなのです。
この日、先生が私たち親へ向けて、こんなことをおっしゃいました。
「このクラス(2歳児プレクラス)では、まだルールなどは詰め込みません。
ここでは、みんなと一緒が楽しいな、って気持ちを育むことが大事です。
楽しいところでは、みんな、ルールを守れるようになります。
来月から、母子分離が始まります。
半分以上の子は、最初は泣きますが、すぐですよ!
お母さんは、笑顔で行ってきます!って出て行ってくださいね。」
そう、心をここに残さない。
これが、とても大事だよな〜って思います。
難しいけどね。
この先生を、この園を、そして我が子を信じて、みんなで母子分離にチャレンジしていきます。
親としてやるべき役目を果たす
私は、この娘の親です。
幼稚園やリトミック、英語教室の先生ではありません。
私が、親として果たすべき役目は何か?
この子の目を見、この子の絶対的な味方で在ることです。
親。
それは、この世で唯一、何が起きても必ず味方でいてくれる存在。
そして、親だけが責任を取る覚悟で「やめてもいいよ」「やらなくていいよ」が言える存在です。
私の親が、私にそう在ってくれるように、
私も娘にとって、そんな存在に成長していきます。
美香のヨガ全国行脚スタートしてます
私の今の元気があるのは、全国各地で、見守ってくださった方がいるから。
私の感謝の気持ちのカタチは、レッスンかなと思い、全国でレッスンの企画を始めております。
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