『ゆたかな心の宿るカラダ』を作る場の創造を得意とする、ボディーワーカーの永田美香です。
みんなが自分のカラダを好きになれば、この社会はもっとあったかくなる！
その思いを胸に、レッスンや、セミナーを全国各地で開催し、エクササイズ動画の配信などをしています。
昨日は、京都にあるノートルダム女学院中学高等学校の高校2年生90人を対象に、
「性の授業」
を、してきました。
この学校の学生たちは毎年、この「性の授業」というクラスで、様々なゲストの先生たちから、お話を聞く機会があるのだそうです。
私は今年が初めて。
今回は初めて、「永田美香」ではなく「森部美香」として、お話をしてきました。
「森部」美香として。
初めてです、プレゼンスライドのトップページの名前を、
「森部」美香
にしたのは。
いつも通り、「永田」美香でスライドを作っていたのですが、会場まで歩いている間に、ふと。。。
この内容は、
「森部」美香だよな。
って思って、会場に着いてすぐに変えました。
「永田」美香は、私の旧姓です。
この名前でお仕事をしています。
「森部」美香は、結婚していただいた名前です。
この名前で、妻として母として、乳がんのサバイバーとして生活をしています。
今回の内容は、後者の顔での話。
だからあえて、「森部」美香 でお話をしました。
「自立」とは？
私は、今、生きています。
90人の高校2年生の前に立ち、笑って話をすることができました。
だけど、それができないかもしれない危機に向き合いました。
乳がんです。
私が今、こうして生きていて、仕事ができているのは、私だけの力では成し得なかったことです。
だから、みんなに最初に伝えました。
「自立をすることは、
一人で抱え込むことではない」
自分の状態を把握する力をつけ、その状態を言葉にできるようになろう。
それを外にだす勇気が手に入れば、それが、何よりもな「自立」だと私は考えます。
あなたが困っている時は、
必ず、必ず、あなたを助けられる人がいます。
だから、困っているって言ってね。
苦しいって言えるあなたに、なろうね。
「しく●り先生」の番組形式で！
ここからは、私のライフイベントごとに、
自分がそのイベントで気づき学んだこと、
自分がステップを上がってこれている要素を、お伝えしました。
アスレチックトレーナーとして
私は、中学2年生の時からの夢だったアスレチックトレーナーになりました。
結婚後しばらくまでは、現場でバリバリ仕事をしていました。
そこでできた、
多くの人にミュージカルを通して感動を届ける俳優・女優たちとの時間、
世界と戦う日本の女性たちと関わる経験、
日本の治安を守る警察官たちの剣道特練という世界を垣間見る体験、
それを通して私が手にしたもの、
それは、
人間全てが、「私にしかできないことがある」ということ。
あなたが、あなたでいてくれてありがとう。
あなたは、変わりのない、唯一無二の存在です。
結婚
今の旦那様との結婚は、３４歳の時。
私の中でうっすらと、
「私は結婚をせずに、仕事人として一人で生きていくんだろうな。」
と思い始めて数年、、、という時でした。
結婚すれば、赤の他人とともに生活し、人生を歩んでいくことになります。
さらに、異性です。
色々ありますよね。。。
だけど、私は結婚を通して、
「絶対的な’みかた’の存在の大きさ」
を知りました。
世界中の、宇宙中のみんなにそっぽ向かれても、
この人のところに帰ることができる。
この存在を手に入れた私は、前進する力と、思い切りの良さを手に入れました。
妊娠・出産
結婚して1年半ほど経った時に、子どもを授かりました。
食べられないつわりだった私は、どう頑張っても頑張れない、、、という経験をします。
旦那様、
友達、
周りのたくさんの人に、たくさん助けてもらいました。
そこから私は、人に頼る力を手にし始めました。
「人に頼ることは、自分を守ること」
そしてそれは、
周りの人も同時に守ることになるということ
ということを身を以て知りました。
母になる。
今、娘は３歳５ヶ月になります。
可愛いです。
可愛すぎます。
もちろん「いらっ！」とすることもある、心がざわざわすることもある。
だけど、やっぱり、可愛い。
この子のためなら、なんでもできるって思えます。
みんなに知ってほしい。
あなたたちはみんな、
「生きているだけでありがとう」
そう思われている存在なんだって。
流石に高校生ともなると、お父さん、お母さんにそんなに体当たりすることもないでしょう。
体当たりしなければ、お父さんお母さんたちだって、「生きてるだけでいいんだよ！」なんて言えないかもしれない。
だけどね、
間違いなく、みんなは、そう思われています。
テストで悪い点取ってきてもいいよ、ここにいてくれてありがとう。
スポーツができない？そんなのいいよ、笑って帰ってきてくれてありがとう。
いっつも機嫌悪そうな顔してるけど、、、生きていてくれてありがとう。
そう思われているんです。
だからみんなに伝えました。
ここに、生きていてくれてありがとう。
乳がん
娘１歳半。
旦那様と二人で株式会社を立ち上げ、さーやるぞ！と言う矢先、、、宣告。
乳がんです。
経緯などは、先ほどもご紹介したこちらに詳しく載せています。
え？
なんで今？
なんで私？
私が何をしたんだ？？
そんな思いと同時に、私は旦那様と娘とさよならするんだ。。。
と真っ暗闇でした。
だけど、今、私は笑って生きています。
「神様はギリギリのところを突いてくる」
これが、乳がんの闘病生活から学んだことです。
ギリギリ超えられるところを突いてきます。
それはもちろん、超えてから気づくんですけどね。
だから、超えられます、どんなことでも。
兎にも角にも、、、
あなたをあなたが大切にしてください。
これが、私からの最後のメッセージでした。
これから、お母さんになる人もならない人もいるでしょう。
だけど、みんなお母さんになる可能性があるから。
お母さんが笑顔になる瞬間って、子どもはとてもよく見ています。
そして、その時にお母さんが何をしていたか？が、
「子どもたちの習慣」に反映されていく。
我が子は、私が「あ〜〜〜つかれた〜〜〜」というと、ヨガマットを敷いてくれます。
そして、ストレッチポールや、ホグもんを持ってきてくれます。
ヨガやストレッチをすると、カラダが楽になるということを、
０歳から見てきているからです。
これ！
これ！！
これが私が我が子に伝えられる大きなギフトの一つだと思っています。
自分のカラダを大切にしてください。
その習慣は、必ずこの社会を変えていきます。
とても素敵な感想がたくさん！
会が終わってから、早速、みんなが感想を書いてくれたようです。
それを、いくつか読ませていただきました。
私の母が私が幼い頃どう思っていたかを知れて
興味深かった。家に帰ったら聞いてみようと思う。
いやー、お母さんとどんな話になったんだろうな〜〜。
『自分という存在があることは他の誰かの生きる力になっている』という言葉がとても印象的でした。
高校生になってから悩みも増え、自分が嫌になることがあります。でもこの言葉を聞いて、できなくても死にはせんから大丈夫！と思えました。
嬉しいですね。
とっても大きなメッセージを受け取ってくれてありがとう。
そうだよ、あなたが、あそこにいてくれて、美香さんは本当に元気が出ました。
また先生の講演に行きたいです！！教えてください♡
きゃー、ありがとう！
またきっと会おうね！！
本当にありがとうございました。
様々な質問も寄せられているので、それらにはもちろん、お答えしますね！
待っててね！
私が「森部美香」として生きている足跡を伝える、初めてのチャレンジ。
その大きな一歩を一緒に踏み出してくれたみんなに、ありがとうございました。
ご要望があればどこへでも
「森部美香」のこのような講演は、お声掛けいただければ、どこへでも出張します。
今回は高校2年生の女子が対象でしたが、
もちろん、男の子にも聞いてもらいたい！
お父さん、お母さんがたにも、お話をするチャンスをいただくこともあります。
みなさんとお会いできるのを楽しみにしています。
永田美香は、ヨガのレッスンをやっています！